兼六園 黄門橋

兼六園黄門橋

この橋、造りに注目して欲しいのですが。
ぱっと見た感じ2枚の岩の板を重ね合わせたようになってます。
でもこれ1枚岩なんです。
厚みは約50センチ。
この厚みをそのまま成形すると重苦しい感じになってしまいますが、まるで2枚の板を重ねたような細工を施すことですっきりシャープに見せています。
さらに角度にも注目。
通常橋ってのは川に対して直角に架けます。
でもこの橋、わざと斜めに架けてあります。
角度にして115度。
このように角度を緩やかにすることで通路と橋とのラインをスムーズに導き、抜けのいい回遊線を実現しているのです。